フランス1年生。

2015年6月からフランスでの赴任生活が始まりました。

魔女の一撃。(2016/10/2の話)

先日、こちらの記事でも触れましたが、昨年末は災難が続きました…
(旅行に影響したのは本当に残念です…これだけでなく体調を崩してしまうことが多かった)

megself.hatenablog.com

 

今日ははじめてのぎっくり腰体験について…。

9月最後の週に日本への出張がありました。(1週間)

スケジュールの都合で行きも帰りも土日を潰し、滞在中も忙しく過ごしました。
 ホテルに戻っても、プレッシャーだったのか、時差ぼけも手伝って夜もまともに寝れず、結局仕事してました。
 
いやー、働き者だ。
そんな出張での無理が引き金になったのか、やっと帰ってきた10/2(日)の午後、機内でバッグを持とうとして「ずきゅーんッ!」と電流が走りました。
 
…ぎっくり腰。
 
その時点ではまだそんなにひどくなく、辛いなりにもタラップを降りれたし、バスでの移動もできました。
 
でも、痛いんです。
 
手荷物がコンベアに乗って流れてくる。
どんどん近付いてくる。
怖い、あれを持ったらまたグキッと来るのでは?
 
サッと持ち上げられる重さのはずなのにもう大変で。私のふにゃふにゃな様子を隣のおねーさんになぜかガン見され、ちょっとイラっとしてしまった私(こちとら死に物狂いなんだぃ!)だが、なんとか第一関門クリア。
 
もう1つ、段ボール(実家に頼んで買い出ししてた品)があるのです。これは日本酒なんかも入ってるので結構重たい。そして段ボールは特別扱いでGVAでは別の場所から出てきます。
いつもならスイスイのカートもヨタヨタと押しながらそちらへ。その段ボールやらが出てくる場所はとても不親切で、出てきた場所から自分たちで荷物を荷物置きに移動させなくてはいけない仕組み。
行くとまだ置き場(大きな台車みたいなもの)にはないので出てくるのを待たなくては。
そうこうしてると私の日本語だらけの段ボールが出てきた。
取りに行こうとしたら荷物の出口で自分のサーフボードを待っていたイケメンのにいちゃんが引き上げてくれたのだが、その時に私と目が合い「君のなのね」と台車越しに手渡された。
 
ここで、台車に置いてと言えば良かったのにそのまま受け取ってしまい…
 
「ぎゃーーーー!」(心の中)
 
こんな腰の状態なのにそれこそ不安定な体勢で箱を持ったもんだから、そりゃそうなりますわ。
 
余計なダメージ(もしかしたらこれがダメ押しで深刻な状態になったのかも)を受けて気持ちも身体もボロボロ。フラフラと車を目指す。
車に荷物を載せるのも一苦労。
「これ、載せたけど降ろせないかも」
と心配しつつ、このままここにいるわけにも行かないので、自宅を目指す。
 
このときは運転席に座っているのは思ったより大丈夫(運転できた)だったが、それはアドレナリンのおかげかも。
結局、辛いながらも段ボール以外の荷物もなんとか運び(ちょっとずつ何回にも分けて)部屋に到着。
 
なんだか達成感。腰は痛いけどまだ動けてたんです、寝るまでは。
 
夜、トイレに目覚めてびっくり。
 
全く起きられない!
身体を起こせない。ベッドから起きるのがこんなに大変だったなんて!!

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余りにトイレが大変なのであとで手持ちのベルトを使って介助ツールにしました…

 
トイレに行きたいのだが、まずはGoogle先生に「痛くない起き上がり方」を聞く。
やっぱりみんなも大変なんだね…などと浸ってる暇はない。ここで粗相をするわけにはいかんのだ。なにせ独りですから。なにかやらかしても私が片付けなくてはいかんのです。

普段何気なく通っていたトイレまでの道のりは果てしなく遠い…
トイレについても座れない…座ったら立てない。
トイレがこんなにしんどいので、水分を採らないようにしたいけど、そういうわけにもいかず。。
 
出張から戻ったばかりだから冷蔵庫には何も無い。仕方なく職場で配ろうと思っていたお菓子(甘い…)を寝ながら食べていた。
 
痛み止めを飲めば少しでも楽になれるかも!と思ったものの、薬を置いている場所は地面に程近い引き出し。…今の私には死んでも手が届かない…
 
とにかく寝ているしかなかった…火曜まではまったく動けなかった…
私はこのまま死ぬのかもしれないと本気で思った出来事でした…
 
追伸)このぎっくり腰が原因でバルセロナ旅行が全て水の泡になりました…
   航空券、ホテル、サグラダファミリア入場券…