フランス1年生。

2015年6月からフランスでの赴任生活が始まりました。

フランス語のレッスンをはじめるまで。

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花粉症から逃げられると思っていたのに、ここフランスでもくしゃみと目のかゆみに悩まされながら春を感じています。

 

日本からフランスへ赴任してもうすぐ1年経過するぞという今頃になってようやくフランス語のレッスンを始めました。

今までやらなかった理由(言い訳)はいくつもありますが(笑)一番の理由は、こちらに来てから自分の英語に本気で自信をなくしたことでした。

こんな状況でフランス語に手を出している場合なのか?オイ!みたいな。

 

同僚の9割がフランス人なので、仕事以外の会話はフランス語です。黙っていれば(音としてのフランス語が)耳に入ってきます。それをずーーーっと聞き流していただけなのですが同僚達が何を言っているのか大体想像がつくようになりました。細かいことはわかりませんが、話題が何か、それについてどんな感情を持って(どんな単語で)話しているのか。

ただ、一般的にも「言葉から伝わるのは2割で他は顔や態度で8割を占める」といわれているくらいですからそれが私の能力ではなく一般的なことなのは自分でも良く判っています。

ただ、私のすごいところ(?)はその全くわからないフランス語に英語がひっぱられて自分で言いたいことをどう言えばいいのかわからなくなって話せなくなっていたというところです。笑

BGMだと思っていれば耳に残らないし、何の影響もないはずなのに。私って素直なのね…(ぽっ)

確かにフレンチアクセントは耳慣れないので聞き取りにくく感じましたが私に英語力があればもう少し楽なのではないかと。自分の英語力の無さに自分で落胆していました。

少し救いだったのが英語を母国語とする数人に聞いてみたところ、フランス語やイタリア語が母国語の人達の英語は聞き取りにくいそうで会議中もかなりの集中力が必要だと言っていました。じゃあ私が聞き取れなくたって仕方ないじゃないか!と開き直れました。笑

他にもネットには同じ英語を母国語とするアメリカ人とイギリス人でさえ、お互い何を話しているか全くわからないということが書かれてました。笑  そーなんだぁ、じゃあ不必要に落胆しなくていいのね。


とはいえ、自分の現状からまずは英語をどーにかするのが先決!と地味な自習を再開し、優しい話し方をする同僚と英語で話す機会を増やそうと積極的に雑談を持ちかけるようにしました。

勝手に練習相手にしておきながらすごい勝手ですが、早口な上にアクセントが強いと、もうくじけそうになるのでそういう人との雑談はパス。あくまでも私が聞き取りやすい英語を話す人に話しかけていました。

 

渡仏して8~10ヶ月経ったころ、ようやくフレンチアクセントの英語に慣れてきた気がします。長すぎるよ!といわれればその通りなのかもしれませんが、冒頭に書いた通り、英語を話さない人たちの中で生活するなど、単にスピーカーのアクセント問題では片付けられない色々な要因が重なった結果だと思っています。

今は渡仏してくる前までに自負していた英語レベル(意思疎通は問題なし、単語に限界はあるものの議論もできる)に戻った(?)ので、フランス語を始めてみようかと思ったわけです。

6月に母をこちらに招待していますのでその少しでもフランス語が判ったほうが旅行も楽しくなるかなと思っています。

 

というわけで本腰入れて頑張らなくちゃいけないわけなのですが、フランス語学習というのは思っていたよりも大変です…。

 

つづく