フランス1年生。

2015年6月からフランスでの赴任生活が始まりました。

世界遺産のワイン畑と、チャップリンと、オードリー・ヘプバーン。

 

今日は出かけるぞ!と気合を入れて起き、メイクも着替えも済ませたのに雪が降ってきた…
いつもなら「じゃあ部屋で過ごすか」と簡単にぐうたらモードに切り替える私だが、今日は「いざスイス!」。

こんな天気の中で出かけても良い写真は撮れないなと判っていながら新しく買ったカメラも持っていそいそと出かける。

まずはこちらへ来たときから気になっていたラヴォー(Lavaux)にある世界遺産にもなっているワイン畑を見に行ってみよう。雪でいつもは見れない風景になっているかも!

f:id:megself:20180212032739j:plain
世界遺産の眺めはもっとすっばらしいはずだー!再訪問を決意。


太陽も出てないし、空は曇っているし、積もっていて欲しかった雪はちょっとぱらついているだけ。残念ながら単なる天気の悪い日の風景になってしまった…めっちゃ寒そうな写真。実際寒かったけども。
本当ならレマン湖の対岸にFrench Alpsの山々が見えて絶景のはずなのだがサッパリ見えない。ワイン畑も単なる枯れ木のようだ…またいつか来よう。

f:id:megself:20180212033050j:plain
ワイン畑のくねくねRoadを走りながらVeveyを目指す

せっかくここまで来たのだから、近くの街 ヴヴェー(Vevey)に向かってみる。ここはチャップリンが晩年をすごした街。山の上のほうにチャップリン博物館ができたのは3年前だったかな。一度、母をこちらに招待したときに一緒に行った。思っていたより体験モノも多くて楽しかったのを覚えている。

f:id:megself:20180212033026j:plain
チャップリン銅像。似ているのかいないのかはあなた次第。

それにしても天気が悪い。歩いていたら雪がみぞれになってきた…

雨宿りも兼ねて遅いランチを採る事に。スイスは何でも高いので眺めの良い場所に場所代を払うよりも裏通りにいい店が有ると踏んで探して歩く。なんとなく気になった店へ。あとで気が付いたのだが、ここはどうやら食事と言うよりもお茶をするのに良い場所だったようだ。

f:id:megself:20180212033422j:plain
これはレマン湖で採れた魚ではないけど美味しかったな…

メインは魚をチョイス。美味しかった!お腹いっぱいになってしまったのでデザートをやめようか迷ったのだが、「全部ホームメイドよ。私が作っているの」といわれて食べることに決定。

欲張ってクレームブリュレとアップルパイを盛り合わせにしてもらった。これは大正解!

f:id:megself:20180212033543j:plain
ひとつ5CHF、これはスイスなのに安いと思う!

 

どちらも美味しかった。甲乙つけがたし!

f:id:megself:20180212033629j:plain
締めはコーヒー、3.5CHF。スイスだと高速SAでも同額かそれ以上するからお得


もちろん最後にはコーヒー。お茶請けにパイと小さなチョコが付いていて嬉しい。

 

これで締めて48CHF。日本と比べたらそりゃ高いけど、スイスとしては妥当だし、美味しかったので満足。しかもお店のお姉さんはとっても優しくて英語で色々気遣ってくれたし、店内は広々としていてフランスで良くある隣のテーブルなんだか同席なんだか判らないという配置ではない、優雅な感じ。

これはいい店かもしれない。気に入りました、Le Rubis。

せっかくなのでもう一度、チャップリンを見て帰ろうと店の裏手にあるレマン湖側を歩いて車まで戻ることに。

f:id:megself:20180212034340j:plain
フォークを見つめるチャップリン

 

なんでレマン湖にフォークが刺さってるんだろうか…
写真を撮っているときに「チャップリン像よりフォークがでかいってどういうことよ!」と英語で話す観光客の声。思わず吹いてしまいました。

 

f:id:megself:20180212034659j:plain
人と比べるとデカさが判るでしょ?

 

セルフィーでフォークと一緒に写真を撮ろうとしていたら、その観光客(女性3人組み)に「良かったら撮るよ?」と声を掛けてもらったので「フォークと一緒にお願いね」と言うと「あったりまえじゃーん!」とバカウケ。
おかげで私もめちゃくちゃ笑顔で写真に納まっていました。その後彼女たちも「フォーク入れて撮ってね」「あたりまえじゃん!」と笑いながらやり取りをして写真を撮りあっていました。笑

めちゃくちゃニヤニヤしながらレマン湖畔を歩いていたら雪というより雨か!と思うほどのみぞれが激しくなってきたのであわてて車へ。

車で暖を取りつつ、家までの帰り道にあるトロシュナ(Tolochenaz)に寄り道することに決定。ここはオードリー・ヘプバーンファンには有名な小さな小さな町。彼女が晩年を過ごし、お墓があることで知られています。

f:id:megself:20180212035029j:plain

有名人のお墓とは思えないほどの素朴なお墓でした。しかも墓地も本当に狭くて地元の人のためのものという印象を受けました。

近くにはバス停も有りますので公共交通機関を利用して来ることも出来ますし、車の場合でも墓地の裏に駐車場があるので便利です。

近くにヘプバーンが住んでいた家があるらしいとのことで歩いて探すことに。お墓から1kmほど歩いたところに家がありました。

f:id:megself:20180212035230j:plain
ご飯の支度してるのかな…

 

今は一般の方が住んでいるとのことで公開されていませんが、以前は遺品を展示しており、博物館のように中を見ることができたそうです。

f:id:megself:20180212035417j:plain

この家の近くにも駐車場がありました。車で来た際はお墓から車を移動させてから歩くほうが便利ですね。そうじゃないと車道沿いには歩道がないので歩くには少々不便です。このサインを目印に?してください。ここから50mくらいのところにヘプバーンが住んでいた家が有ります。

 

それにしてもこちらの人たちは散歩が好きですねー。こんなに天気が悪いと誰も居ないかな?と思ったのですがレマン湖畔を散策する人がたくさん居て驚きました。私と同じ観光客かもしれませんけども…

f:id:megself:20180212035532j:plain
地元っ子の鳥のほうが寒そうでした…

 

これからは日曜日をお出かけDayにして積極的に日帰りDriveに出かけるぞ!と決意しました。