フランス1年生。

2015年6月からフランスでの赴任生活が始まりました。

ミディ運河(Canal du midi, Mar 26-27, 2016)。

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部屋に戻ってからカルカッソンヌの観光情報について調べて居ると(…今かよ!)

“Canal du midi(ミディ運河)”という見所があるらしい(1996年に世界文化遺産として登録)。

おお!そういえば昼間に散策していたときに「Canal du midiこっち」みたいなサインを見たなぁ!

なんでもこの運河はスペインに払うジブラルダル海峡の通行税を払わなくて済む様考えられた国家プロジェクトによるもの。工事は1666~1681年に行われたらしい。19世紀に鉄道が開通するまで輸送ルートの主役だったそうだ(Wikipedia情報)。すごい。

写真で見ると運河の横には散策路があり雰囲気が良さそうだ。

 

せっかく近くに居るのだから、その一部だけでもぜひ見ておきたいと思いチェックアウト後に散策してみることにした。

偶然にもカルカッソンヌ駅の近くに車を置くことができた。

行って見るとそこには水門があり、たくさんの船が停泊していた。

写真の一枚でも撮ろうかと近くに行ってみると、どうやら一隻のボートが水門を通過するタイミングの様子。

 

水門と運河には高低差があるため、まずは船を通すために水門を開く。

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水面が同じ高さになると船を通す。

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反対側の門(橋の下)を通過するために今度は水を抜く。

 

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現代において運河クルーズを楽しむには優雅で良いかもしれないが、昔、ワインや産物を運ぶための航路としてはちょっとのんびりした作業にも思えるけど…。

 

どちらにしても私には思いつかない仕組みなので、昔の人は頭が良いなぁと感心。

いつか目の前を通過していった彼らのように運河クルーズ楽しめたらいいなぁ。