フランス1年生。

2015年6月からフランスでの赴任生活が始まりました。

人種差別疑惑、その後。

先日、「これってもしかして人種差別?」と感じる出来事があったことを書きました。

その後の話です。


職場で「ちょっとした話」のつもりでその時の出来事を同僚に話したところ、

「なにそれ!そんなひどい話聞いたことない。そのウェイトレスはフランス人なの?」

「何て名前のホテルだ?私が苦情の電話してやる!」と

まるで自分のことのように怒ってくれて…

嬉しいけど、正直、えええっ!こんな大事になるなんて!とちょっと困惑。

そりゃムカつくよね!という反応で終わりかと思ってたのでびっくり。

最終的にはホテルにメールを送ってくれました。大人な文面で…

 

「ボンジュール、

昨日夕方17-18時頃、フランスに住む日本人の同僚がホテルのテラスへ行きました。残念ながら彼女は飲み物を手に入れることができませんでした。

あなたのホテルでは過去にアジア人とトラブルがあったのでしょうか?彼女はウェイトレスとのコンタクトに成功しませんでした。

Péruges訪問は私たちが勧めたので、今回のことに私たちも心を痛めています。このようなことがあるとフランスに対する印象が悪くなるのではないかと懸念しています。」

 

すると、ホテルのスタッフと思われる男性から1h以内に返信があり…

 

「ボンジュール マダム、

当ホテルのスタッフはとても教育されており、これまでそのようなトラブルはありませんでした。恐らくその時間は混んでいて彼女も疲れていたのでしょう。」

 

同僚たちはこのメールを読んでまた怒り出しフランス語で話し出しました。

 

私は「でもオフィシャルな返事ってこんなもんでしょ?全然理由になってないけどこんな程度だと思ってた」というと「そうかもしれないけど、結局一切謝罪がないなんて信じられない。自分が次回行ったら文句言ってやる!」とまだまだ怒り心頭。

「Pérugesにもう一度行く気はあるか?」と聞かれたので「わかんないけど、もういかないかな」と答えると

 

「私の同僚はもう二度とPéruges に行かないと言っている」

と言う一文だけ最後に送ったようだ。

 

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テラス席からこーゆー写真を撮りつつコンタクトを試みつつ待ってた健気な私…。無視されてると気付くまで時間がかかりました。苦笑

 

他の友人(フランス人)にこのことを話すと

「彼女(同僚)は良いことをした。この様な不愉快なことが起きた時はちゃんと本人に伝えるべきだから。ホテルは改善する機会を得たのだ」

そういう考え方、日本人はしない人の方が多い気がしますね。

 

ということで、せっかくなのでトリップアドバイザーに私も投稿しました。

日本語と英語の両方で。

 

よく見たら私以外にもサイテーって書いてた人、居ました。

 

ちゃんと教育されてるっていうだけあって他の人にも私と同じ不愉快な気持ちを抱かせる安定感があるんでしょうね。(きゃーこわーい、イヤミ!)

とにかく、私は万一Péruges へ行ったとしてもあのホテルだけは絶対いきません。