フランス1年生。

2015年6月からフランスでの赴任生活が始まりました。

地元料理カスレをいただく(Carcassonne, Mar 26-27, 2016)

シテを目指して戻って来ると、段々気温が下がってきた。日陰を歩いていると肌寒い。運動している(歩いている)のに寒い。ジャケットを持って来なかったのは完全な失敗だ。天気は良いが陽が傾くに連れ3月らしい気温に戻ってきた。一旦ホテルへ戻りジャケットを羽織る。これで食事の後に散歩に行っても大丈夫だ。

時計は18時過ぎ。レストランはまだOpen前の可能性もあるが、おなかは空いているしでガマンできずダメモトで行ってみることにした。

ツーリストインフォメーションで教えてもらったレストランは2箇所。

1つはレストランが立ち並ぶ広場のど真ん中。行ってみたら店はきれいだし客もたくさん入っているようだけど場所的にも明らかに観光客メインという印象。もう1つの店も見に行ってから決めることにした。

こちらは路地裏にあり、地味な店構え。いくつか賞を貰ったことがあるようでそのサインが入り口にあった。営業しているようだが、まだ誰も客はいない。というか、この季節はまだ観光シーズンではないのでこの路地裏まで人がたくさん来るとは思えないくらいの静けさ。

なんとなくこのこじんまりとした路地裏の店が気になったのでこちらに決めた。

レストランに入るとおばあちゃんが独りで編み物をしていた。

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まだ営業していないってことかもしれないけどダメモトで話しかける。おばあちゃんは英語を話さないが「人を呼んでくるからね」というようなことを言ってくれたと思う。さて呼ばれてやってきた人も英語は余り話さないようだが、食事をしたいと話すとOKしてくれた。カスレを食べたいと伝えると「私は料理担当なのよ」と言った。(結局、接客担当は19時過ぎに出勤だったので、多分店のOpenは19時だったんだろうな)

おばあちゃんの編み物姿を眺めながらビール片手に食事を待つ。おばあちゃんも私を気にしているのか、ちらりとこちらを見たが私からは何も話せない。微笑み合う。うーん、やっぱり早くフランス語勉強しなくちゃ…

今日は前菜、主菜、デザートで20ユーロのコースメニューにした。観光地にもかかわらずなんて良心的な価格。もちろん主菜はカスレを選択。

 

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前菜に選んだのは山羊のチーズとポテトのサラダ。
ペコ腹なのであっという間にペロリ。カスレまだかなー状態。飢えすぎ。

 

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カスレ登場!!
土鍋というか、石焼ビビンバみたいに鍋ごとオーブンで焼いたグツグツの煮込みがやってきた。これ絶対熱いよ…

鴨以外にも豚のソーセージなんかも入っていて美味しい!
美味しいけど、ホント熱いよ!!

旅の楽しみと言えばその地方の名物を食べること。
こうやって美味しいのが食べれるとそれだけで生きてて良かったな〜と思ってしまう。

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デザートにフォンダンショコラを頂き、大満足。

さて、食べた分消費するためにも散歩しましょうかね。


つづく